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2023年日本国際賞は、長距離光通信の功労者と脳研究を光で革新した研究者に
独創的かつ飛躍的な成果により科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献した科学技術者に贈られる「ジャパンプライズ(日本国際賞)」。国際科学技術財団は2023年1月24日、「エレクトロニクス、情報、通信」分野は、光ファイバー網による長距離大容量通信を可能にした中沢正隆(なかざわ・まさたか)氏と萩本和男(はぎもと・かずお)氏に、「生命科学」分野は、光感受性膜タンパク質を用いて神経回路と行動の因果関係を明らかにする手法を開発したゲロ・ミーゼンベック氏(Gero Miesenböck、オーストリア)とカール・ダイセロス氏(Karl Deisseroth、米国)に決定したと発表した。
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Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 3
DOI: 10.1038/ndigest.2023.230322
参考文献
- Nakazawa, M., Kimura, Y. & Suzuki, K. Appl. Phys. Lett. 54, 295–297 (1989).
- Hagimoto, K. et al. (Optical Fiber Communication Conference, PD15, 1989).
- Zemelman, B. V., Lee, G. A., Ng, M. & Miesenböck, G.Neuron 33, 15–22 (2002).
- Lima, S.Q. & Miesenböck, G. cell 121, 141–152 (2005).
- Boyden, E. S., Zhang, F., Bamberg, E., Nagel, G.& Deisseroth, K. Nature Neuroscience 8, 1263–1268 (2005).
- Sahel, J.-A. et al. Nature Medicine 27, 1223–1229 (2021).
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