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「エビデンスに基づく教育」で遅れを取り戻す
オーストラリアのメルボルンは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のためのロックダウンの累計日数が世界最長となった街である。メルボルン郊外にあるアッシュウッド・ハイスクールも、約7カ月にわたって断続的に休校になっていた。ロックダウンが解除された2021年10月、同校の教師だったMeg Brydonは、生徒たちがコロナ禍によって受けた打撃の大きさを目の当たりにすることになった。
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翻訳:三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 8
DOI: 10.1038/ndigest.2022.220826
原文
COVID derailed learning for 1.6 billion students. Here’s how schools can help them catch up- Nature (2022-05-26) | DOI: 10.1038/d41586-022-01387-7
- Helen Pearson
- Helen Pearsonは、ロンドン在住のNature 編集者。
参考文献
- Hattie, J. Visible Learning: A Synthesis of Over 800 Meta-Analyses Relating to Achievement (Routledge, 2008).
- Education Endowment Foundation. Impact of School Closures on the Attainment Gap: Rapid Evidence Assessment (EEF, 2020).
- Global Education Evidence Advisory Panel. Cost-Effective Approaches to Improve Global Learning (World Bank, 2020).
- Lortie-Forgues, H. & Inglis, M. Educ. Res. 8, 158–166 (2019).
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