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標準模型よりも重過ぎるWボソン

フェルミ国立加速器研究所(米国イリノイ州バタビア)で2011年まで運転していた加速器テバトロンの一部。写真の右上にあるのがCDF検出器。1992年撮影。 Credit: GRANGER/ALAMY

弱い相互作用を伝える素粒子、Wボソン(W粒子)の質量の、これまでで最も精度の高い測定結果が公表され、測定結果は理論予測値よりも重かった。これまでほとんどほころびの見えなかった、素粒子の「標準模型」に修正や変更を迫る結果かもしれないと注目されている。

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翻訳:新庄直樹

Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 7

DOI: 10.1038/ndigest.2022.220707

原文

Particle’s surprise mass threatens to upend the standard model of physics
  • Nature (2022-04-07) | DOI: 10.1038/d41586-022-01014-5
  • Davide Castelvecchi & Elizabeth Gibney

参考文献

  1. Aaltonen, T. et al. Science 376, 170–176 (2022).
  2. Aaltonen, T. et al. Phys. Rev. Lett. 108, 151803 (2012).
  3. Abazov, V. M. et al. Phys. Rev. Lett. 108, 151804 (2012).
  4. Aaboud, M. et al. Eur. Europ. Phys. J. C. 78, 110 (2018).
  5. Aaij, R. et al. J. High Energy Phys. 2022, 36 (2022).