3剤のトリプルパンチで胃がんを治療
Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2022.220345
原文:Nature (2021-12-23) | doi: 10.1038/d41586-021-03458-7 | Stomach cancer gets a triple punch of therapy
腫瘍を標的とする治療で免疫細胞を利用することが増えてきている。このほど、このような免疫療法と他の標準療法を併用した治療法の臨床試験が胃がんを対象に行われ、その結果は有望なものであった。がんの治療法は変化しており、今後も変化がさらに続くと考えられる。
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胃がんは侵攻性が非常に高い。このほどスローン・ケタリング記念がんセンターおよびワイルコーネル医科大学(共に米国ニューヨーク)のY Y Janjigianら1は、こうした侵攻性タイプの腫瘍の人の転帰を改善する方法を示した臨床データを、Nature 2021年12月23/30日号727ページで報告している。