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レカネマブはアルツハイマー病新薬となるか
アルツハイマー病患者の脳内にはアミロイドβタンパク質が沈着した斑が認められる。 Credit: KATERYNA KON/SCIENCE PHOTO LIBRARY/Getty
製薬企業のエーザイ社(東京都)とバイオテクノロジー企業のバイオジェン社(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)が2022年9月27日のプレスリリースで、アルツハイマー病薬候補であるレカネマブが、臨床試験に参加した人々の認知機能の低下速度を27%遅らせたと発表した。一部の研究者はこれを歓迎しているが、発表された結果以外の詳細なデータを見るまでは判断できないと考えている研究者もいる。この結果が正しいと評価されれば、レカネマブは、認知機能の低下を抑制する効果があることが厳格な臨床試験で確実に実証された初めての薬になる。
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翻訳:藤山与一
Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 12
DOI: 10.1038/ndigest.2022.221218
原文
Alzheimer’s drug slows mental decline in trial — but is it a breakthrough?- Nature (2022-09-29) | DOI: 10.1038/d41586-022-03081-0
- McKenzie Prillaman
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