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耳の化石が示す「温血」哺乳類の起源

Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2022.221113

原文:Nature (2022-07-20) | doi: 10.1038/d41586-022-01975-7 | Ear fossils hint at origin of warm-blooded mammals

Bianca Nogrady

哺乳類の祖先が体温を高く保つ能力を獲得したのは、後期三畳紀とみられることが、脊椎動物の内耳の形態的特徴から示された。

哺乳類の祖先は、代謝熱を用いて体温を調節する能力を進化させた。こうした「内温性」は寒冷な気候で役に立ったと考えられる。 | 拡大する

LUZIA SOARES

哺乳類と鳥類は、体温を高く一定に保つ「内温性」という性質ゆえに、多様な環境で成功を収めてきた。だが、この内温性がいつどのように進化したかについては、激しく議論されている。このたび、脊椎動物の内耳の形態と体温の関係に注目した研究によって、哺乳類の祖先で内温性が進化した時期は、地球の寒冷化が進んでいた後期三畳紀(2億3700万~2億100万年前)であった可能性が示され、Nature 2022年7月28日号726ページで報告された1

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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