News & Views

染色体の核内での位置が分離異常に影響する

Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2022.221042

原文:Nature (2022-07-21) | doi: 10.1038/d41586-022-01865-y | Location in the nucleus foretells chromosome anomalies

Krishnendu Guin & Tom Misteli

単一細胞解析から、細胞核内での染色体の三次元的な位置が、がんに関連するゲノム再編成が起こる可能性に影響を及ぼすことが示唆された。

正常なヒト細胞では、父親由来と母親由来の相同な染色体が対をなしている。対照的に、多くのがん細胞では、同じ染色体を余分に持っていたり、いくつかの染色体を喪失していたりなど、染色体数が異常である。こうした異常が生じる最も一般的な理由は、新しく形成された2つの娘細胞に親細胞の染色体が均等に分配されない、異常な細胞分裂が生じたためである。このほど、オンコード研究所、ヒュブレヒト研究所、およびユトレヒト大学医療センター(以上、オランダ・ユトレヒト)のSjoerd J. Klaasenら1は、細胞分裂前の核内での染色体の三次元的な位置が、娘細胞へ染色体が正確に分配されない可能性に影響を及ぼすことを示し、Nature 2022年7月21日号604ページで報告している。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度