News in Focus

地球を観測できる位置にある恒星は2000個以上

太陽に照らされた地球を、宇宙から眺めた想像図。過去や未来に地球が太陽の手前を横切る様子を見ることができる恒星が、明るく描かれている。 Credit: OpenSpace/American Museum of Natural History

天文学者たちは、そう遠くない過去や未来に地球が太陽の手前を横切る様子を観測できるような位置関係になる恒星を2000個以上特定した。これらの恒星を回る惑星に、少なくとも人類と同程度の技術を持つ「宇宙人」が住んでいるなら、理論的には私たちを発見することができるだろう。彼らは、産業革命後の数百年間に地球の大気中の二酸化炭素濃度が上昇したことまで観察しているかもしれない。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 9

DOI: 10.1038/ndigest.2021.210902

原文

The 2,000 stars where aliens would catch a glimpse of Earth
  • Nature (2021-06-23) | DOI: 10.1038/d41586-021-01692-7
  • Alexandra Witze

参考文献

  1. Kaltenegger, L. & Faherty, J. K. Nature 594, 505–507 (2021).
  2. Shostak, S. & Villard, R. Symp. Int. Astron. Union 213, 409–414 (2004).
  3. Heller, R. & Pudritz, R. E. Astrobiology 16, 259–270 (2016).
  4. Kaltenegger, L. & Pepper, J. Mon. Not. R. Astron. Soc. Lett. 499, L111–L115 (2020).