Feature

永久凍土に眠る炭素爆弾

温暖化によって永久凍土の融解が進むと、微生物の活動によって大量の炭素が放出されると懸念されている。異なる分野の研究の組み合わせや、数々の大規模プロジェクトによって、そうした微生物が気候変動予測に及ぼし得る影響が徐々に明らかになってきた。

拡大する

MOIRA HOUGH

Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2021.210626

原文:Nature (2021-03-18) | doi: 10.1038/d41586-021-00659-y | How microbes in permafrost could trigger a massive carbon bomb

Monique Brouillette

毎年5月、スウェーデン北部の気温がゆっくりと上昇し始め氷点を上回るようになると、ストーダレン湿地(Stordalen Mire)のぬかるんだ泥炭地に科学者たちがやって来る。歩くとたわむ不安定な木製の遊歩道の傍らには、ワタスゲの群生地が広がり、その所々に透明なアクリル製の箱が数個ずつまとまって設置されているのが見える。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度