Advances
検査もできる使い捨てマスク — COVID-19対策にうってつけ
合成生物学では、遺伝子配列を検出するセンサーなどさまざまなデバイスを生物のパーツを使って作る。従来の取り組みはこうしたセンサーに工学的に改変した細菌を使ってきたが、生きている細胞には困難(例えば栄養を与え続けなくてはならない)とバイオハザードの危険が付きまとう。これに対し今回の研究では、遺伝子や酵素など細胞が含む成分を用いてフリーズドライの“細胞なし”回路を作り、これを多孔質の柔軟な素材に載せてウエアラブルデバイスを作る(この研究チームはそうした回路を紙の上に作る方法を2014年に発表していた)。
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Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 11
DOI: 10.1038/ndigest.2021.211115a
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