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科学を自由に語れない―雇用主からの圧力の実態
オーストラリアの絶滅危惧種、アカハラワカバインコ(Neophema chrysogaster)。 Credit: Margot Kiesskalt/iStock/Getty
オーストラリアの環境科学者たちは、研究結果のコミュニケーションに際して、雇用主から内容の矮小化を求められたり、研究結果の公表自体をやめるよう圧力をかけられたりしており、そうした状況は悪化しているとの調査結果が、2020年9月にConservation Letters で報告された(D. A. Driscoll et al. Conserv. Lett. e12757; 2020)。オンラインで行われた今回の調査では、回答者の半数以上が、絶滅危惧種や都市開発、採鉱、森林伐採、気候変動などの問題を公の場で話すことへの制約が、近年ますます厳しくなっていると答えたという。
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翻訳:小林盛方
Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 1
DOI: 10.1038/ndigest.2021.210109
原文
Censored: Australian scientists say suppression of environment research is getting worse- Nature (2020-09-21) | DOI: 10.1038/d41586-020-02669-8
- Dyani Lewis
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