World View
論文撤回を改革して透明性を高めよ
2020年6月、The New England Journal of Medicine とLancet は、COVID-19の治療法について試験した、異論の多い研究についての論文を撤回した。両誌共、公衆からの批判が果たした役割には言及していない。今回のCOVID-19パンデミックに関連する論文やプレプリントに関しては、これらの他にも撤回されたものがいくつもあり、その多くは理由を十分に説明していない。ブログ「Retraction Watch」は、COVID-19関連論文の撤回について集計を始めている。
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翻訳:古川奈々子
Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 8
DOI: 10.1038/ndigest.2020.200818
原文
Reform retractions to make them more transparent- Nature (2020-06-08) | DOI: 10.1038/d41586-020-01694-x
- Quan-Hoang Vuong
- Quan-Hoang Vuongは、フェニカー大学(ベトナム・ハノイ)の学際的社会研究センター長。