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脳内の寄生虫

岩肌で日の光を浴びている雌のイワカナヘビ。 Credit: MANTONATURE/ISTOCK / GETTY IMAGES PLUS/GETTY

Nathalie Feinerは、フランスのピレネー山地で採集したトカゲの胚の脳の中で小さな線虫がうごめいているのを見つけたとき、ただの偶然だと思った。彼女はある研究のために数百匹のイワカナヘビの胚を解剖していたのだが、この侵入者と出くわしたのは初めてだった。だがその後、孵化前のこの爬虫類の脳に線虫が見つかる例が増えていった。

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Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 6

DOI: 10.1038/ndigest.2020.200620a