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中性子星の奇妙な核心に迫る

高速で自転する中性子星のコンピューターシミュレーション。中性子星の強力な磁場と電場が、荷電粒子を猛スピードで周回させている。 Credit: NASA’S GODDARD SPACE FLIGHT CENTER

大質量星が超新星爆発を起こして死んでゆくとき、爆発は終わりの始まりにすぎない。星を作っていた物質の大半ははるか彼方まで吹き飛ばされるが、鉄でできた核はその場に残る。核には太陽2個分もの質量が詰め込まれていて、急激に収縮してマンハッタン島(南北方向に約20km)ほどの直径の球体になる。星の内部は、エベレストを角砂糖の大きさにするほどの恐ろしい高圧になっていて、原子を構成する陽子と電子が融合して中性子になっている。

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翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 6

DOI: 10.1038/ndigest.2020.200624

原文

The golden age of neutron-star physics has arrived
  • Nature (2020-03-05) | DOI: 10.1038/d41586-020-00590-8
  • Adam Mann
  • Adam Mannは、米国カリフォルニア州オークランドを拠点とするフリーランスのジャーナリスト。

参考文献

  1. Riley, T. E. et al. Astrophys. J. Lett. 887, L21 (2019).
  2. Miller, M. C. et al. Astrophys. J. Lett. 887, L24 (2019).
  3. Bilous, A. V. et al. Astrophys. J. Lett. 887, L23 (2019).
  4. Abbott, B. P. et al. Phys. Rev. Lett. 119, 161101 (2017).