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アフリカ人ゲノムで統合失調症の複数変異を特定

コサの人々は、非アフリカ系の人々よりも遺伝的多様性が高い。 Credit: CHRISTOPHER FURLONG/GETTY

アフリカ人集団を対象にした統合失調症のゲノム解析が初めて行われ、この疾患の患者でより頻繁に見られる複数の稀な変異が特定された。これらの変異は主に、脳の発達および脳のシナプス(ニューロン間の情報伝達を調整する構造物)にとって重要な複数の遺伝子で見つかった。2020年1月31日号に掲載されたこの研究結果(S.Gulsuner et al. Science 367, 569-573; 2020)は、他の統合失調症研究の結果と一致している。ただし、以前の研究はほとんど全て、欧州系またはアジア系の集団で行われてきた。

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翻訳:古川奈々子

Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 5

DOI: 10.1038/ndigest.2020.200504

原文

First genomic study of schizophrenia in African people turns up broken genes
  • Nature (2020-02-03) | DOI: 10.1038/d41586-020-00255-6
  • Alison Abbott