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「つくばモデル」でSociety 5.0の実現へ

–– トヨタと協働して、学内に未来社会工学開発研究センターを立ち上げられた経緯とは?

水素バスによるモバイル睡眠研究施設。トヨタ自動車と共同研究を進めている。

内田:科学技術政策の柱となる国家戦略として、内閣府が「仮想空間と現実空間を融合させた未来社会(Society 5.0)の実現」を2016年度からの科学技術基本計画(第5期)にて提唱しています。Society 1.0が狩猟時代、2.0が農耕、3.0が工業、4.0が情報(現代)で、5.0はサイバー空間とフィジカル空間の融合を想定した未来社会を指します。実現に向け、産業界が5つのカテゴリーを設けました。そのうちの1つである「地方」については、トヨタ自動車が担当することになりました。

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Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 4

DOI: 10.1038/ndigest.2020.200424

参考文献

  1. Funato H. et al. Nature 539, 378-383 (2016).
  2. Wang Z. et al. Nature 558, 435-439 (2018).
  3. Kakiuchi N. et al. Nature 577, 260-265 (2020).