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古代アフリカ人のゲノムから初期人類史の手掛かり

Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2020.200305

原文:Nature (2020-01-23) | doi: 10.1038/d41586-020-00167-5 | Ancient African genomes offer glimpse into early human history

Ewen Callaway

現生人類はアフリカ大陸全体をどう移動したのだろうか。このほど、サハラ以南のアフリカ人の原郷と考えられている地域にある既知最古の遺跡で、8000年前と3000年前の小児のDNAが回収された。

シュム・ラカ遺跡の岩窟住居(カメルーン)での発掘現場。この場所に少なくとも5000年の間居住していた集団のゲノムは、現在この地域に居住する民族集団のものから隔たりのあることが判明した。 | 拡大する

Pierre de Maret

古代ゲノミクスの革命は、ついに人類の揺り籠であるアフリカまで達しようとしている。ハーバード大学医学系大学院(米国マサチューセッツ州ボストン)の集団遺伝学者David Reichと、同僚でセントルイス大学(スペイン・マドリード)にも所属する考古学者Mary Prendergastが率いる研究チームによって、中部アフリカの西部(現在のカメルーン)で数千年前に生活していた4人の小児のゲノム塩基配列が明らかにされ、Nature 2020年1月30日号665ページで報告された1

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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