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古代アフリカ人のゲノムから初期人類史の手掛かり

シュム・ラカ遺跡の岩窟住居(カメルーン)での発掘現場。この場所に少なくとも5000年の間居住していた集団のゲノムは、現在この地域に居住する民族集団のものから隔たりのあることが判明した。 Credit: Pierre de Maret

古代ゲノミクスの革命は、ついに人類の揺り籠であるアフリカまで達しようとしている。ハーバード大学医学系大学院(米国マサチューセッツ州ボストン)の集団遺伝学者David Reichと、同僚でセントルイス大学(スペイン・マドリード)にも所属する考古学者Mary Prendergastが率いる研究チームによって、中部アフリカの西部(現在のカメルーン)で数千年前に生活していた4人の小児のゲノム塩基配列が明らかにされ、Nature 2020年1月30日号665ページで報告された1

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翻訳:小林盛方

Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 3

DOI: 10.1038/ndigest.2020.200305

原文

Ancient African genomes offer glimpse into early human history
  • Nature (2020-01-23) | DOI: 10.1038/d41586-020-00167-5
  • Ewen Callaway

参考文献

  1. Lipson, M. et al. Nature https://doi.org/10.1038/s41586-020-1929-1 (2020).