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意外な捕食者たち

ゲンゴロウ類の一種Dytiscus marginalis。 Credit: ROBERT TREVIS-SMITH/MOMENT/GETTY

オルフス大学(デンマーク)の生態学者Jose Valdezらは、オーストラリアのニューカッスルに新設した生物保護地に1万匹のオタマジャクシを放した。腹を減らしたヘビや鳥、哺乳動物から守るために金網のフェンスで囲ったのだが、それらよりもずっと小さな捕食生物のことを考えていなかった。ゲンゴロウ類だ。この昆虫による猛攻撃がすぐに見られるようになり、3年後にはほんの数匹のカエルしか残らなかった。Valdezらは最近発表した2つの論文で、ゲンゴロウの破壊的な捕食戦術とそれが生物保護に及ぼす影響を報告した。

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Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 3

DOI: 10.1038/ndigest.2020.200313a