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V(D)J組換えとクラススイッチを支配するのは1つの環

Nature ダイジェスト Vol. 17 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2020.200239

原文:Nature (2019-11-14) | doi: 10.1038/d41586-019-03200-4 | One ring to rule them out

Ferenc Livak & André Nussenzweig

免疫系のT細胞受容体や抗体をコードする多様な遺伝子は、離れた場所にあるDNA領域が並置されて、連結される組換えが起こることで形成される。今回、B細胞受容体のV(D)J組換えと抗体のクラススイッチ組換えのどちらもが、コヒーシンと呼ばれるタンパク質の環を介した DNAの突出に依存して起こるらしいことが分かった。

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selvanegra/iStock /Getty Images Plus/GETTY

疾患を引き起こす可能性のある多数の病原体に遭遇した際に、それらと闘う我々の能力は組換えと呼ばれる過程に依存している。組換えはさまざまな方法で生じ、DNA配列を操作することで、我々の体の免疫系の認識を担う構成要素である抗体とT細胞受容体(TCR)の膨大な多様性を生み出すことができる。このほどボストン小児病院、ハーバード大学医学系大学院(米国マサチューセッツ州ボストン)およびハワード・ヒューズ医学研究所のFrederick W. Altが率いる研究チームは、B細胞受容体のV(D)J組換えと抗体のクラススイッチ組換えの事象の仕組みに予想外の類似性があることを明らかにし、Nature 2019年9月26日号600ページ(Yu Zhangら1)とNature 2019年11月14日号385ページ(Xuefei Zhangら2)で報告した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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