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宇宙滞在の影響が双子研究で明らかに
NASAに所属する一卵性双生児の宇宙飛行士Scott KellyとMark Kellyの体は、ほぼ同じに戻った。それが、2015~2016年の約1年に及ぶ宇宙滞在中にScottの体に生じた変化を追跡した研究の結論である。研究チームが2019年4月12日号のScienceで発表した論文によると、宇宙滞在中にScottの体に生じた遺伝的、生化学的、およびその他の変化の多くは、宇宙から帰還するとあらかた消失したという1。
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翻訳:三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 6
DOI: 10.1038/ndigest.2019.190605
原文
Astronaut twins study spots subtle genetic changes caused by space travel- Nature (2019-04-11) | DOI: 10.1038/d41586-019-01149-y
- Alexandra Witze
参考文献
- Garrett-Bakelman, F. E. et al. Science 364, eaau8650 (2019).