Editorial

元素周期表150周年

メンデレーエフが1869年に発表した周期律。 現在目にする周期表とは縦と横が異なっている。 Credit: Universal History Archive/Getty Images

1869年にドミトリ・メンデレーエフ(Dmitri Mendeleev)が発表した化学元素の周期律は、一見したところ、現在の周期表にあまり似ていない。しかし、メンデレーエフは、元素を原子量順に縦に並べたものを何列かに分けて記載し、特性が類似したものが横に並ぶように表示しており、今日知られている象徴的な元素の配置の基礎は出来上がっていた。国連は、メンデレーエフのこの功績から150周年に当たることを顕彰するために2019年を国際周期表年として宣言した(ただし、現在の周期表が考案されたのは1940年代である)。Nature も、科学で恐らく最も有名な表である周期表について2019年1月31日号で特集を組み、150周年を祝った。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

翻訳:菊川要

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 4

DOI: 10.1038/ndigest.2019.190438

原文

Anniversary celebrations are due for Mendeleev’s periodic table
  • Nature (2019-01-31) | DOI: 10.1038/d41586-019-00281-z