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追悼・下村脩博士

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2019.190213

原文:Nature (2018-11-13) | doi: 10.1038/d41586-018-07401-1 | Osamu Shimomura (1928–2018)

Georgina Ferry

生物発光に光を当てた化学者。

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MARINE BIOLOGICAL LABORATORY/TOM KLEINDINST

2018年10月19日に長崎市内で老衰のため死去した下村脩は、終戦前後という暗い時代に少年期を過ごしながらも、その後長く充実したキャリアを生物発光の仕組みの解明に捧げ、数々の輝かしい功績を残した。彼が発見した緑色蛍光タンパク質(green fluorescent protein; GFP)は、今や、生組織中でのタンパク質のモニタリングや遺伝子導入の確認など、医学研究や生物研究には欠かせない道具となっている。2008年、下村はこのGFPの発見と生命科学の発展に寄与した功績により、神経生物学者のマーティン・チャルフィー(Martin Chalfie)、化学者の故ロジャー・チェン(Roger Tsien)と共にノーベル化学賞を受賞した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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