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高速電波バーストの反復型の発見例増える

カナダ西部のブリティッシュコロンビア州にあるCHIME電波望遠鏡。それぞれ長さ100m、幅20mの固定反射鏡を備えたアンテナ4基からなる。 Credit: CHIME COLLABORATION

高速電波バースト(fast radio burst;FRB)と呼ばれる謎の天体現象は、極めて強い電波をごく短い時間、放射するものだ。FRBの謎を解くために重要な、放射を繰り返すタイプ(リピーター)のFRBを新たに8個発見したことを、カナダの電波望遠鏡で観測している研究グループが2019年8月、報告した。発見されたリピーターは計11個になり、天文学者たちは、FRBの発生源と発生原因の解明に向けて一歩前進した。

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翻訳:新庄直樹

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 12

DOI: 10.1038/ndigest.2019.191218

原文

Astronomers closer to cracking mystery of fast radio bursts
  • Nature (2019-08-13) | DOI: 10.1038/d41586-019-02455-1
  • Elizabeth Gibney