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世界を変えた電池にノーベル化学賞

2019年のノーベル化学賞は、スタンリー・ウィッティンガム(左)、吉野彰(中央)、ジョン・グッドイナフ(右)の共同受賞となった。 Credit: L TO R: BINGHAMTON UNIV./THE JAPAN PRIZE/UNIV. TEXAS AT AUSTIN

スウェーデン王立科学アカデミー(ストックホルム)は2019年10月9日、エネルギー貯蔵に革命を起こしたリチウムイオン電池の開発につながる研究をしたジョン・グッドイナフ(John Goodenough)、スタンリー・ウィッティンガム(Stanley Whittingham)、吉野彰の3名にノーベル化学賞を授与することを発表した。ノーベル化学賞委員会は、この技術は携帯電話をはじめとする現代のポータブル電子機器に電力を供給する充電式軽量リチウムイオン電池の開発に寄与しただけでなく、将来的に「化石燃料を使わない社会を可能にする」と説明した。

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翻訳:藤野正美

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 12

DOI: 10.1038/ndigest.2019.191209

原文

Chemistry Nobel honours world-changing batteries
  • Nature (2019-10-09) | DOI: 10.1038/d41586-019-02965-y
  • Davide Castelvecchi & Emma Stoye