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100万人ゲノム解析計画に遺伝カウンセリングを本格導入

米国では100万人以上の参加者登録を目指す大規模なゲノム解読プロジェクトが進められている。 Credit: HYDROMET/GETTY

100万人のゲノム塩基配列解読を目指す米国の「All of Us(オール・オブ・アス)研究プログラム」は、参加ボランティアが自分のゲノム解析結果を理解し向き合うのを支援するために、遺伝カウンセリング企業と提携する。「All of Us」は、この種のサービスを提供する米国政府主導のプロジェクトとして最大規模のものとなる。このプロジェクトを運営する米国立衛生研究所(NIH;メリーランド州ベセスダ)は、2019年8月21日、遺伝カウンセリングを請け負うカラーゲノミクス社(Color Genomics;米国カリフォルニア州バーリンゲーム)に5年間で460万ドル(約5億円)の助成金を出すことを発表した。

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翻訳:船田晶子

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 11

DOI: 10.1038/ndigest.2019.191116

原文

Huge US government study to offer genetic counselling
  • Nature (2019-08-21) | DOI: 10.1038/d41586-019-02509-4
  • Jonathan Lambert