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吉野彰氏が2019年ノーベル化学賞を受賞!

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2019.191110

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Kyodo News via Getty Images

スウェーデン王立科学アカデミーは10月9日、リチウムイオン電池を開発した3人に2019年のノーベル化学賞を授与すると発表した。旭化成名誉フェローで名城大学教授の吉野彰(よしの・あきら)、テキサス大学オースティン校(米国)教授のジョン・グッドイナフ(John Goodenough)、英国出身でニューヨーク州立大学ビンガムトン校(米国)教授のスタンリー・ウィッティンガム(Stanley Whittingham)の3氏で、賞金は均等に分けられる。

繰り返し充電可能、かつ軽量で高出力なリチウムイオン電池はワイヤレス機器普及の基盤となり、こうした機器は生活に欠かせないものとなった。また近年では、電気自動車の充電池にも採用され、化石燃料に頼らない社会の実現可能性を高めた。こうした貢献が、「人類に最大の恩恵を与えた」として評価された。

しかし、脱化石燃料への道はまだ遠い。太陽光や風力などの不安定な自然エネルギーを貯蔵・安定供給するには新たな仕組みの電池が必要とみられ、それを実現する材料が探し求められている。

(編集部)

充電池開発の歩み:
2014年6月号「充電池開発の最前線

リチウムイオン電池関連のNature 掲載論文に関する記事:
2009年5月号「 9秒で充電できるリチウムイオン電池
2014年12月号「安価で性能に優れた液体金属電池
2015年8月号「印刷方式で作る電池

次世代充電池開発:
2016年7月号「次世代電池を牽引する、全固体電池開発
2019年9月号「ペロブスカイト太陽電池が直面する現実

キーワード

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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