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光遺伝学でマウスに幻視を誘発
光遺伝学の技術を用いることで、ニューロン(写真)を操作できる。 Credit: DR. CHRIS HENSTRIDGE/SPL/Getty
スタンフォード大学(米国カリフォルニア州)の神経科学者Karl Deisserothが率いる研究チームが、光を使ってマウスの脳の少数の細胞を刺激し、幻視を引き起こすことに成功した。この見事な実験は、脳が目で見たものを解釈してそれに働き掛ける仕組みについての理解を深め、さらには視覚障害者がものを見るのを助ける装置の開発にも通じる可能性がある。
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翻訳:古川奈々子
Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 10
DOI: 10.1038/ndigest.2019.191006
原文
Hallucinations implanted in mouse brains using light- Nature (2019-07-18) | DOI: 10.1038/d41586-019-02220-4
- Sara Reardon