Research Highlights

ルービックキューブを解くAI

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2019.191009

原文:Nature (2019-07-16) | doi: 10.1038/d41586-019-02195-2 | AI solves the Rubik’s cube

ディープラーニングアルゴリズムが、ルービックキューブを効率よく解く方法を初めて身に付けた。

拡大する

TZAHIV/GETTY

ディープラーニングアルゴリズムが、ルービックキューブを効率よく解く方法を初めて身に付けた。

ルービックキューブは各面が6色に色分けされた9個の正方形からなる立方体で、配置の組み合わせは、4325京2003兆2744億8985万6000通りもあるが、全ての面の色がそろう解は1つしかない。戦略的なヒントを与えられることなく、アルゴリズムがこのようなパズルの解き方を独自に身に付けるのは非常に困難だ。

カリフォルニア大学アーバイン校(米国)のPierre Baldiらは、ルービックキューブの解き方を見つけるディープニューラルネットワーク(人工知能アルゴリズムの1種)を開発した。彼らが開発した「DeepCubeA」は、解から任意の配置まで逆向きにたどって、両者がどのくらい近い関係にあるか観察する。DeepCubeAは、多数の配置についてこのプロセスを繰り返し、観察の結果を組み合わせて、パズルを解くための最適な手を決定する。

DeepCubeAは、全ての試行においてルービックキューブを解くことができ、そのうち60%以上で手数は最小だった。DeepCubeAは、ルービックキューブ以外にも、可能な組み合わせが膨大で解の数が非常に少ないようなパズルに応用できるはずである。

(翻訳:三枝小夜子)

参考文献

  1. Nature Mach. Intell. http://doi.org/c8jd (2019)

キーワード

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度