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市民科学の誕生から20年

研究のために市民の力を借りる市民科学プロジェクトはますます大規模かつ多様になってきているが、成長の余地はあとどのくらいあるのだろうか?

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BEHROUZ MEHRI/AFP/GETTY

Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 1 | doi : 10.1038/ndigest.2019.190114

原文:Nature (2018-10-25) | doi: 10.1038/d41586-018-07106-5 | No PhDs needed: how citizen science is transforming research

Aisling Irwin

アントワープ大学(ベルギー)の生物地球化学者Filip Meysmanがアントワープの有名人になったことを最初に自覚したのは、電車の中で自分の研究プロジェクトについて話す通勤客たちの声を耳にした時だった。その数日後には、テレビで自分の研究プロジェクトのコマーシャルを目にしたという。「歯磨き粉のCMと、ネスプレッソのCMの間でした」。Meysmanは、ベルギー北部のフランドル地方の市民を研究のパートナーにしたことで一躍有名になった。Meysmanと非研究者からなるチームが、フランドル地方の環境保護局と地方紙の助力を得て、この地方の大気質を評価するクリューゼノイゼン(CurieuzeNeuzen、「嗅ぎ回る人々」という意味のアントワープ方言をもじったもの)・プロジェクトへの参加を呼び掛けたところ、5万人以上の応募があったのだ。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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