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アジア新興勢力の研究開発投資
研究開発費の対GDP(国内総生産)比率が最も大きい国(地域)は、一体どこだろう? 答えは、意外に思うかもしれないが韓国だ。韓国は、GDPの4.24%もの金額を科学技術に投じている。そのすぐ後にイスラエルが続き、欧州の多くの国々や米国に大きく水をあけている。台湾の研究開発投資額も大きく、2016年には対GDP比で科学大国、日本を抜き去った。
東アジアでは、研究開発で多くの注目を集めているのは中国と日本だが(この2カ国は東アジアで最大の経済規模を誇り、科学者の数も多い)、韓国、台湾、シンガポール、香港は研究開発を強力に支援しているし、マレーシアは論文出版数が急増している。
翻訳:三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 9
DOI: 10.1038/ndigest.2018.180920
原文
Science in East Asia — by the numbers- Nature (2018-06-27) | DOI: 10.1038/d41586-018-05505-2
- Richard Van Noorden