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タンパク質は合成と同時に複合体に組み立てられる

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 12 | doi : 10.1038/ndigest.2018.181236

原文:Nature (2018-09-13) | doi: 10.1038/d41586-018-05905-4 | Protein complexes assemble as they are being made

Christine Mayr

酵母細胞のほとんどのタンパク質複合体は、そのサブユニット群の合成が完了する前に組み立てが始まっていることが分かった。この機構は、タンパク質が細胞毒性を示す凝集体になることを防いでいる可能性がある。

小胞体の表面には多数のリボソームが付着している。 | 拡大する

D Spector/Photolibrary/Getty

細胞過程の多くはタンパク質によって実行されている。タンパク質は一般的に、2つ以上の異なるサブユニットを含むヘテロマー複合体に組み立てられる。タンパク質のサブユニットは細胞内で自由に拡散して、無作為に起こる衝突を介して複合体を形成すると長い間考えられていたが、細胞内の環境は極めて混雑していることを考えると、これは事実ではなさそうに思われる。このほどハイデルベルク大学分子生物学センターおよびドイツがん研究センター(共にドイツ・ハイデルベルク)のAyala Shiberらは1、真核生物(動物、植物、菌類が含まれる)では、細胞質のほとんどのタンパク質複合体が翻訳と同時に組み立てられる、つまり、組み立てはサブユニットの少なくとも1つがまだ細胞のリボソーム装置によって合成されている間に起こっている証拠を生細胞内(in vivo)で得たことを、Nature 2018年9月13日号268ページで報告した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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