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29 August 2018
余震の予測もAIで
2016年の熊本地震では、本震と余震により50人の死者が出た。 Credit: TARO KARIBE/INTERMITTENT/GETTY
13万以上の地震のデータを用いてニューラルネットワークを訓練したところ、標準的な手法よりも高い精度で余震が発生する場所を予測することができた。科学者たちはこの研究について、大地震の際などに生じる地中の応力の変化が余震を引き起こす仕組みを新しいやり方で探究できるようにするものだと評価する。また、地震のリスクを評価するための新手法を開発している研究者にとっても役立つ可能性がある。この研究結果は、2018年8月29日、Natureに報告された1。
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翻訳:三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 11
DOI: 10.1038/ndigest.2018.181104
原文
Artificial intelligence nails predictions of earthquake aftershocks- Nature (2018-08-29) | DOI: 10.1038/d41586-018-06091-z
- Alexandra Witze
参考文献
- DeVries, P. M. R., Viégas, F., Wattenberg, M. & Meade, B. J. Nature 560, 632–634 (2018).
- Meade, B. J. et al. Geophys. Res. Lett. 44, 11409–11416 (2017).