News
26 July 2018
太陽のコロナに飛び込む探査機
太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブは、これまでに太陽に送り込まれたどの探査機よりも太陽表面に近いところを7回通過する。 Credit: JHUAPL
イカロスも真っ青? 米航空宇宙局(NASA)の新しい太陽探査機は、高熱で溶けることなく太陽の大気中を通過することができる。2018年8月12日、15億ドル(約1700億円)を投じて建造されたNASAの太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブが、フロリダのケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。わずか3カ月後には、他の探査機がこれまで訪れたことがないほどの近距離で、太陽の荒れ狂うエネルギーを初めて直接測定することになる。
全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。
本サービスでは、サイトご利用時の利便性を向上させるためにCookiesを使用しています。詳しくは、シュプリンガーネイチャー・ジャパン株式会社の「プライバシー規約」をご覧下さい。
翻訳:三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 10
DOI: 10.1038/ndigest.2018.181012
原文
Death-defying NASA mission will make humanity’s closest approach to the Sun- Nature (2018-07-26) | DOI: 10.1038/d41586-018-05741-6
- Alexandra Witze
参考文献
- Fox, N. J. et al. Space Sci. Rev. 204, 7–48 (2016).
- Parker, E. N. Astrophys. J. 128, 664–676 (1958).
- Kasper, J. C. et al. Astrophys. J. 849, 126 (2017).