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脳内の地図に表された音の「景観」

Nature ダイジェスト Vol. 14 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2017.170634

原文:Nature (2017-03-30) | doi: 10.1038/543631a | Auditory landscape on the cognitive map

Jon W. Rueckemann & Elizabeth A. Buffalo

動物の脳内では、一部のニューロン集団が特定の地理上の位置で発火して、空間の中の自分の位置を示す神経系上の地図を作り出す。この回路が聴覚地図の基礎にもなり得るという知見は、認知を生み出すニューロン構造の解明に役立つだろう。

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allanswart/iStock / Getty Images Plus/Getty

全ての動物は、周囲環境の中をナビゲーションするという難題に直面する。それを助けるのが、自分がどこに行ったことがあるか、そしてどこに行くつもりなのかを表す、頭の中の地図だ。哺乳類では海馬体と呼ばれる脳領域のニューロンがそのような地図の基盤を形成すると考えられている。しかし、頭の中の地図を、別のタイプの情報を体系化することにも使えるかどうかは分かっていない。プリンストン大学(米国ニュージャージー州)のDmitriy Aronovら1は今回、ラットでは、頭の中の空間的地図にも非空間的地図にも同じ神経回路が使用され得るという証拠を示し、Nature 3月30日号719ページで報告した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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