News

抗ヘビ毒血清不足に立ち向かうための新手法

Nature ダイジェスト Vol. 13 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2016.160719

原文:Nature (2016-04-21) | doi: 10.1038/nature.2016.19755 | Synthetic biology tackles antivenom

Carrie Arnold

長年ヘビ咬傷の治療に用いられてきた抗ヘビ毒血清の世界的な不足が問題になっている今、入手困難なヘビ毒に代わり免疫応答を誘発する人工抗原や、毒素を中和する人工抗体の作製などの新手法に期待が高まっている。

ヘビの毒液を絞り出す作業は、従来の抗ヘビ毒血清の製造過程で重要な部分を占めている。 | 拡大する

CAMILLA CARVALHO/INST. BUTANTAN

2015年9月に国境なき医師団が「抗ヘビ毒血清の世界的な不足は公衆衛生の危機だ」と呼びかけたとき、ブタンタン研究所(ブラジル・サンパウロ)の生化学者Paulo Lee Hoは特に驚かなかった。彼はこの研究所で、毒ヘビの中でも特に強い毒を持つサンゴヘビ属(コブラ科で神経毒作用が主)による咬傷を治療する抗毒素の新しい作製法を探し求めてきたからだ。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度