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がんの主な原因は「不運」?

Nature ダイジェスト Vol. 13 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2016.160312

原文:Nature (2015-12-17) | doi: 10.1038/528317a | Cancer studies clash

Heidi Ledford

がんの発生に大きな影響を及ぼすのは環境要因なのか内的要因なのかをめぐり、研究者の間で論争が起きている。

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ほとんどのがんは、有毒化学物質や放射線などの「回避可能な外的な要因」によって発生することを示した論文が、Nature 2016年1月7日号 43ページに掲載された。2015年初頭にScienceに掲載された論文(C. Tomasetti and B. Vogelstein Science 347,78–81; 2015)では、がんになりやすい組織となりにくい組織がある主な原因は幹細胞分裂の回数の違いだと結論しており、これをきっかけに、「ある種のがんは主として回避不可能な『不運』によって起こるため、他のがんに比べて予防が難しい」という主張が展開されていた。Natureのこの論文は、その一連の議論に反駁するものだ。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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