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ヒトゲノム計画25年の軌跡

Nature ダイジェスト Vol. 13 No. 1 | doi : 10.1038/ndigest.2016.160128

原文:Nature (2015-09-30) | doi: 10.1038/526029a | Twenty-five years of big biology

Eric D. Green, James D. Watson & Francis S. Collins

ヒトゲノム計画の開始からちょうど四半世紀。コンソーシアム研究の先駆けとなったこのプロジェクトは、現在も、こうした科学研究に多くの教訓を提供することができると、このプロジェクトを推進してきたEric D. Green、James D. Watson、そしてFrancis S. Collinsは語る。

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TOP, BOTTOM RIGHT: COLD SPRING HARBOR LAB. LIBRARY & ARCHIVES; BOTTOM LEFT: ERIC GREEN

1990年、米国立ヒトゲノム研究所(NHGRI)の前身である米国立ヒトゲノム研究センター(NCHGR)は、米国および国外のパートナーたちと力を合わせ、ヒトゲノム計画(HGP)を開始した。ヒトゲノムに含まれる30億個の塩基対全てを解読するための13年にわたる探求である。そしてそれは、科学史上、最も重要な研究努力の1つに数えられるものにつながった。J. D. WatsonはNCHGRの初代所長として、F. S. CollinsはNHGRIの前所長として、そしてE. D. Green.はNHGRI現所長として、この計画を指揮してきた。 HGPを取り巻く議論の中心は、ほんの数年前までは、このプロジェクトがヒト疾患の理解を深めるためにどんな手掛かりをもたらしたか、あるいは、これから何がもたらされるかについてだった。生物医学研究の速度を劇的に速めたことに加えて、科学研究の新しいやり方を切り開いたとはっきりと周知されたのは最近のことである。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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