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「ゴジラ級」エルニーニョを捕まえろ!

現在、観測史上最強規模まで発達しそうなエルニーニョが発生しており、この時期に偶然にも太平洋の赤道付近に調査航海に出ていた研究チームがデータを収集中だ。

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SCHMIDT OCEAN INSTITUTE/ANDREW DAVID

Nature ダイジェスト Vol. 13 No. 1 | doi : 10.1038/ndigest.2016.160124

原文:Nature (2015-10-22) | doi: 10.1038/526490a | Hunting the Godzilla El Niño

Quirin Schiermeier

2015年8月、ハワイ大学マノア校の海洋学者Kelvin Richardsらの研究チームが、海洋観測船ファルコー(Falkor)でマーシャル諸島の東を赤道沿いに航海していた。このとき、太平洋の熱帯海域はご機嫌斜めのようだった。7月には6個の熱帯低気圧がこの海を駆け抜けていったし、彼の調査航海の間も新たな熱帯低気圧がいくつか発生していた。この海域の海面水温は異常に高く、予想より1℃以上も高かった。海中に目を転じれば、数百mの深さまで広がる激しい乱流の兆候が見て取れた。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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