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貯水池の水を長持ちさせる秘策

Nature ダイジェスト Vol. 12 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2015.150612

原文:Nature (2015-02-27) | doi: 10.1038/nature.2015.17012 | Slick idea proposed to stretch water supplies

Matthew Wald

湖の表面に薄い膜をはって水の蒸発を防ぐ技術が、干ばつに苦しむ米国に希望をもたらすかもしれない。

深刻な干ばつに苦しむテキサス州では、アローヘッド湖の水面を膜で覆って水の蒸発を防ぐ実験が行われ、蒸発量を15%減らすことに成功した。 | 拡大する

LARRY SMITH/EPA/CORBIS

数年前から干ばつ続きの米国南西部の水管理当局は、海水の脱塩や人工降雨のための「雲の種まき」などの思い切った方法で水を供給することを真剣に考え始めている。一方、起業家たちは、半世紀も前に提案されたがうまくいかずに断念された技術を新たに復活させようと目論んでいる。貯水池の水の減少は大部分が蒸発によるものであるため、表面に蓋をして蒸発のペースを遅くし、少しでも長持ちさせようというのだ。蓋になるのは安価で無害な生分解性物質の膜で、分子1個分(約2nm)の厚さしかない。その効果は実証されたとは言い難いが、2014年にテキサス州で行われた野外実験では期待が持てそうな結果が出ている。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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