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生物非対称性の研究もセンター運営も、皆で手を携えて

濱田 博司

Nature ダイジェスト Vol. 12 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2015.150518

「心臓はなぜ体の左側にあるのか」といった左右非対称性の研究で、その分野を開拓しリードしてきた発生生物学者・濱田博司氏。2015年4月、理化学研究所 多細胞システム形成研究センターの新センター長に就任した。左右非対称性の仕組み解明を目指す研究者としての取り組みと、新センター長としての抱負について伺った。

–– Natureダイジェスト:体の左右非対称性について研究されてきました。

濱田:私たち哺乳類の体は外見的には左右対称ですが、体の内部はそうではありません。心臓、胃、血管など、多くの器官が左右非対称です。

図1:マウス初期胚(8.5日)で、左側に限局 (青黒い部分)して発現するLefty遺伝子。 | 拡大する

発生初期のマウスの体を観察していて、体の左側だけで発現していた遺伝子を発見し、Leftyと名付けました1。この発見をきっかけに、動物の体の発生過程で左と右が生じる仕組みを探る研究が、私のメインテーマになりました。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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