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糖尿病治療に有効なインスリン分解酵素阻害剤の発見

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 8 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140805

原文:Nature (2014-05-21) | doi: 10.1038/nature.2014.15273 | Blocking insulin breakdown shows promise against diabetes

Heidi Ledford

インスリンを分解する酵素を生体内で阻害できる分子がようやく見つかった。この分子を投与することで、マウスでは血糖を調節できることが示された。

新しく発見された阻害剤分子と結合した状態のIDEの構造。6bが結合することによって、2型糖尿病患者でインスリンの過剰な分解を防ぐことができる。

REF.1

糖尿病治療のためには、生体内のインスリンの分解を阻害すればよいと長い間考えられてきたが、その阻害剤の開発は難航していた。今回、ハーバード大学(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)の化学生物学者David Liuらが、マウスの体内でインスリンの分解酵素を阻害する化合物を発見したことで、この治療法が実現する可能性がようやく見えてきた。この成果は、2014年5月21日にNatureオンライン版に報告された1

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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