News Feature

海洋発電が波に乗る日

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140710

原文:Nature (2014-04-17) | doi: 10.1038/508302a | Blue energy

Jeff Tollefson

長らく停滞していた海洋発電研究が、実用化に向けて動き始めた。

マリン・カレント・タービンズ社が開発した潮力発電システム。

SIEMENS AG

西オーストラリア州パース近郊では、沖合数kmの海底に係留された3個の巨大なブイが、インド洋の波のリズムにのって発電を開始しようとしている。オレンジ色のずんぐりしたブイは、巨大なカボチャのようだ。その直径は11m、高さは5mもあるが、全体が波の下に隠れているので、海面を見つめる船乗りの目に留まることもない。ブイが波にもまれるたびに、ブイにつながっている海底のポンプが稼働し、高圧の水を陸上の発電機に向かって送り出す。こうして、波の動きは720kWの電力へと変換され、近くの海軍基地に供給される。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度