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感染病原体が犯罪を暴く

民事・刑事を問わず、事件の捜査で「法医系統学」なる新しい科学鑑定法が、じわじわと浸透しつつある。この鑑定法は強力だが、裁判への利用は、状況をよく見極めて慎重にすべきだ。

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ILLUSTRATION BY KATIE SCOTT

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140520

スペインのバレンシア地方の海辺に暮らす麻酔医Juan Maesoは、見たところ社会的地位のある立派な人生を送っていた。ところが彼には秘密があった。2つの病院で少なくとも10年にわたって、患者に投与するモルヒネの一部をかすめ取っていたのだ。彼は日常的に、患者にモルヒネを注射する直前に自分に少しだけ注射し、注射針を変えずに残りを患者に注射していた。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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