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宇宙急速膨張の証拠、検出される

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140504

原文:Nature (2014-03-20) | doi: 10.1038/507281a | Telescope captures view of gravitational waves

Ron Cowen

宇宙が生まれた直後に急激に膨張(インフレーション)したことを裏付ける重力波の痕跡が、南極での宇宙マイクロ波背景放射の観測で見つかった。

南極点近くに設置されたBICEP2電波望遠鏡(手前)。後方は南極点望遠鏡。日没時に撮影。

Credit: STEFFEN RICHTER/HARVARD UNIVERSITY

宇宙は、その誕生直後のごくわずかな時間のうちに、インフレーションと呼ばれるすさまじい膨張を起こしたとする説が有力視されている。ハーバード・スミソニアン宇宙物理学センター(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)の研究者ら米国を中心とした国際共同研究グループはこのほど、宇宙が生まれて間もない時代から地球に届く「宇宙マイクロ波背景放射」を、南極点近くに設置した電波望遠鏡で観測し、宇宙マイクロ波背景放射の中に重力波が残した痕跡を初めて検出したことを報告した。その痕跡は、インフレーションが起こったことを裏付ける確かな証拠になる。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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