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需要が高まる生物資源リポジトリ

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140410

原文:Nature (2014-01-16) | doi: 10.1038/505272a | Repositories share key research tools

Monya Baker

研究ツールや資源を提供してくれる生物資源リポジトリは、生命科学研究に欠かせない存在である。だが、その維持管理は容易ではない。

論文を仕上げようとする大学院生のもどかしさから生まれたリポジトリ(資源を保管し、必要に応じて提供する仕組み)がある。2002年、当時ハーバード大学医学系大学院(米国マサチューセッツ州ボストン)に在籍していたMelina Fanは、取り組んでいた代謝研究に必要な遺伝子が他の研究者の冷凍庫に存在することを知った。そこで、10カ所を超える実験室に連絡し、その遺伝子が入ったプラスミドの提供を求めた。しかし、提供するという返事をくれたのは半分ほどで、中には到着に数カ月かかったものもあった。また、せっかく届いても、欲しい遺伝子とは違うこともあった。「先方が提供を渋ったわけではありません。単なる物流上の問題だったのです」とFanは振り返る。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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