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電子顕微鏡でイオンチャネルの構造を決定

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140324

原文:Nature (2013-12-05) | doi: 10.1038/504093a | Ion channel seen by electron microscopy

Richard Henderson

これまで解析が困難であった熱感受性TRPV1イオンチャネルの構造が、単粒子低温電子顕微鏡を使って解明された。

TRP(transient receptor potential)イオンチャネルとして知られる膜タンパク質は、酵母からヒトに至るまで、さまざまな種に存在する。この受容体ファミリーのメンバーは、視覚、味覚、高温または低温、pH、物理的な力など、膨大な種類の刺激の認識に関与する1。このたびカリフォルニア大学サンフランシスコ校(米国)のYifan ChengとDavid Juliusが率いる研究グループ2が、TRPV1(熱を感知するイオンチャネル)の構造を初めて高分解能(高解像度)で観察することに成功し、Nature 2013年12月5日号に発表した。さらに、同号に掲載された同グループのもう1報の論文3では、3種類のリガンド分子がTRPV1と結合する部位、そしてリガンドの結合によってチャネルが開く仕組みについて報告している。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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