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途絶の危機にあるキーリング曲線

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140207

原文:Nature (2013-11-21) | doi: 10.1038/503321a | Budget crunch hits Keeling’s curves

Jeff Tollefson

大気中の二酸化炭素濃度が長期的に上昇し続けている様子を世界で初めて明らかにしたキーリング曲線。この観測記録が、資金難のために途絶の危機に瀕している。

2013年10月末、スクリプス海洋研究所(米国カリフォルニア州ラホヤ)のスタッフがツイッター上で、気候変動研究の象徴とも言える「キーリング曲線」を途切れさせないために寄付をしてほしいと呼び掛けた。大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の長期観測記録であるキーリング曲線は、観測開始から55年にわたってCO2濃度上昇を示し続けている。スクリプス海洋研究所が有するこの世界最長の観測記録が、近年の予算削減により途絶の危機に瀕している。同年7月には、資金的な支援を訴える運動が始まったが、数件の少額の寄付しか集まらず、観測プログラムを続けるには全く足りない。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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