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小胞体ストレス応答に、ラスカー基礎医学研究賞

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2014.141104

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ラスカー財団

2014年9月8日、ラスカー財団は、小胞体ストレス応答の主要シグナル伝達経路を解明し、この分野を開拓した森和俊氏(京都大学)とPeter Walter氏(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)に同賞を贈呈すると発表した。

小胞体ストレス応答(UPR)は、タンパク質の合成の場であり細胞内の品質管理器官でもある小胞体が、誤って折りたたまれた有害タンパク質の蓄積を感知し、蓄積状況に応じて翻訳抑制、巻き戻し、分解を行う機構である。UPRの存在は1980年代後半に明らかにされていたが、小胞体がストレスを感知した後、事態を修正するために細胞質や核にシグナルを伝達する過程は長らく謎に包まれていた。小胞体ストレス応答の破綻は、糖尿病やがん、神経変性疾患などの発症に関係することが示唆されている。

(編集部)

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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