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定量的なプロテオミクス技術の開発─挑戦的な研究テーマが10数年越しに結実

中山 敬一

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2014.141120

「そんなやり方は、クレイジーだ」と言われたこともある。それでも、ひるまなかった。技術革新が科学を進めると信じる強い気持ちと、積み上げた実験結果で、タンパク質の包括的定量技術の開発に成功した。その10数年越しの研究を、中山敬一教授(九州大学生体防御医学研究所)が初めて語る。

–– Nature ダイジェスト:中山先生は、細胞周期1,2やアポトーシス3,4、タンパク質分解5に関する輝かしい研究の成果をお持ちですが、プロテオミクスも始められたのですか?

中山:いえいえ、プロテオミクスの研究は、もう10年以上も続けています。しかし、これまであまり論文という形で発表してこなかったので、ご存じない方も多いのでしょう。

私のラボでは、短期間で成果を期待できるテーマと、挑戦的なテーマの二本立てで研究を進めています。前者の場合、現在の技術を使って問題を解くこと、後者の場合、“未来”の技術を作る研究に挑んでいます。今回、後者に相当するプロテオミクスの技術開発がようやく一段落し、やっと特許が取れたので、公に発表できる状態になったところです。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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